れいばい薬局
零売薬局と書きます 当店も在庫があれば零売しています
以前〇知事をされていて カバンに詰め込む検証までされた方 先日参議院国会での発言に出てきました
そもそも 零売とは 分割販売の意味で 調剤用医薬品のなかで 処方箋医薬品(処方箋が必要な医薬品) 以外の 医療用医薬品を販売できるという制度です
ただ 原則 保険は使えません
抗生物質や 血圧を下げる薬 糖尿病のお薬などは 要処方箋薬なので 買えません
ここが 国会質問で誤解を与えかねないところかと 思いました 質問された方もお分かりだったのでしょうか
零売で一兆円も削減できるかもと ここも もう少し検証したほうが よいと感じました
人により医師が診察をして判断しなければならない ため 一品 一品 処方用医薬品と定められています
それ以外の 例えばロキソニンや カロナール 便秘薬や 一部を除くシップやテープ また漢方薬など 調剤用を小分け販売できます
調剤をしている薬局で薬剤師がいれば 原則どこでも 購入できます なので 当店も在庫があれば零売しています 箱入りのOTC医薬品とよばれる 棚に並んでいるものより 少量で安いため 需要があります
ただ 近隣にクリニックなどの 処方箋を受けているような薬局は 遠慮があり 零売しないところがほとんどです
ただ 少量なら良いですが ずっと使用するものなら やはり受診して保険を使用するほうが安い場合があります それと零売には価格の規定がないため 値段の設定は自由です
薬局により価格が違うということです
零売薬局などの看板を挙げてそれだけを 行っているようなところは 驚くような値段設定もされているようですが 自由なので違法では ありません 注意が必要です
そもそも 本当は法律 薬事法的に 零売薬局などの くくりがある薬局は存在しません
何度もかきますが 調剤ができる薬局で薬剤師がいれば 要処方箋でなければ 零売≒小分け販売できるのです
これが 自由に患者が選び一部購入できる制度のあいだは まだ良いのですが 元〇知事の発言のように 調剤医療費削減のため これらの医薬品を保険が使えなくなる 保険診療から 外すという議論まで 進むと また 意味が違ってきます 問題は山積み 永年の議論になっています
わかりにくいかと 思いますが 国会質問を聞いていて あ~もっとちゃーんと説明しないと 誤解がおきるような気がしたので 書いてみました (~_~;)
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さとちゃんのいる三友薬局みどり店 管理薬剤師 ちゃたにさとみ
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