目ぐすり
お薬のこと できるだけわかりやすく書いていきたいです
春は風がつよく 目や鼻 口 のど など 粘膜が 乾燥しやすい季節です
目を まず早くうるおすには 目薬が有効です 目薬には 色々な種類があります
まず大きく区別すると
医療用医薬品点眼薬 処方せんで 保険が使用できる目薬
市販用 第二類医薬品点眼薬 第三類医薬品点眼薬 が あります
主に医療用は 治療が目的ですので 単体 単味 単独のお薬 一種類のお薬だけが入っているものがほとんどです ですから 違う目薬を 数種類変えて時間をあけて 使用して下さいと 処方されますね
市販用は ほとんどが 一点の目薬のなかに 複数のお薬が 配合されています
もう一つの違いは 医療用は少量包装 それは防腐剤 安定剤 調製剤などを 必要最小限に抑えているため 開封すると 日持ちしません 雑菌が繁殖しやすいため 少量で早く使用を終えなければなりません 種類や使用方法にもよりますが 開封すれば ほぼ 1週間、光にかざして モラモラが無ければ2週間がぎりぎりでしょうか
目薬使用時の注意点をあとからも 書きますが 一番大切なことは まつげ につかないように まつげの先が 目薬の先端につかないように さすことです まつげは 目にほこりなど異物が混入しないようブロックしている役目があります なので まつげに目薬の先がつくと 逆流して 中に混入した雑菌が繁殖してしまう恐れがあります
疲れ目 かすみ目なら ふだんも長く使える市販用が便利ですし 持ち歩きにも適しています
治療 目的に応じて 必ず薬剤師に説明を求めて下さい
急な目の疾患では 特に注意が必要な 眼底出血 があります
目の不調で目薬を買い求められたときに 私が店頭で行う方法は
白い紙を 片方の目をふさいで 見て頂き ピンク色のような 色の違いがあれば すぐ 眼科を受診してください 失明のおそれがあり 一刻を争う事態ですと お伝えします
目の違和感はなく、白い紙を見ても白い けれど 鏡でみて赤くなっていて あるいは人に目が赤いよと言われてびっくりして来られる これは ほぼ眼底出血ではなく 白いところが切れて出血しただけ すぐに止まり 赤い斑点だけが残ります 重いものを持ったときや 目を酷使したとか 睡眠不足 うるおい不足でもなり 消炎効果のある市販用目薬で大丈夫です ただ頻繁になる方は 血管 血流が悪いため 眼科だけでなく 内科受診をおすすめします 実は糖尿病でした~と いう例もあります
目薬の使用 薬局内ですぐ使う方 見ていますと 目薬をいれて 目をティシュなどで 上からおさえる方おられます せっかく目に入れた液(目薬の)を 紙に戻してますよね (~_~;) 目玉、眼球は球体ですから 平坦ではないので 押してはいけなせん 目の出っ張り カーブが変化すると
屈折率の関係で視覚にも影響があります
目薬がうまく入らず こぼれる 流れた分だけ ふきとりましょう
ちょっと長くなりましたが 大人になるまで 点眼は小さい子供さん 自分では うまく出来ません
しかし 画面をみることが増えている現在 ドライアイが色々な目の疾患の一因にもなりますから 大人がさしてあげましょう
目のためにも 合うものを 正しい使い方で 是非目薬活用 薬剤師にご相談下さい
お薬の説明は薬剤師の大切な仕事です
さとちゃんのいる三友薬局みどり店 管理薬剤師 ちゃたにさとみ