大阪市鶴見区緑の漢方と調剤の薬局です。

繰り返す ぼうこうえん

  
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繰り返す ぼうこうえん

とても暑かったこの夏、まだまだ暑さは 続くそうですが

お盆あけくらいから ぼうこうえん=膀胱炎の ご相談がとても多いです

ぼうこうえんとは ぼうこうの中や粘膜などに炎症がおきることです 症状としては トイレに行く回数が増える、トイレに行ったところなのにまた行きたくなる、排尿時にツーンとした痛みがある、残尿感が残る等々、急にいつもとは様子がおかしいと感じる場合です

女性に多く、2人に1人が経験したことがあるとされますが 年齢にもよると思います 普段から水分摂取の少ない方や 辛い物、刺激物が好きな方は要注意です

原因としては 免疫力の低下、また他の身体の部分に免疫を使いすぎている場合、ストレス、睡眠不足冷え、疲労などの要因が重なる場合が多いです 

今は特に冷えですね もう長い期間暑いのでエアコンを使用しています 上半身に比べて 下半身が冷えています

入浴すると下半身の冷えが 実感できると思います 冷えだからと、炎症がひどいときは 温めるより冷やさないといけないときもあります、この見極めが大切です

一番してはいけないことは、何回もトイレに行きたくなるので水分を控えることです。逆に水分を沢山とらなければいけません

酷くなると 血尿(尿に血がまざる、赤やピンクの尿) が出たり 腎盂腎炎をおこし 発熱や吐き気、腰や背中が痛くなる場合があります

早ければ早いほど 漢方薬がよいです

その際、程度を推察するため 尿の出かたや色、痛み、熱、などの症状をおたずねし、漢方薬を選びます ぼうこうえんには、この漢方ですと 宣伝されているような 簡単に選ぶわけにはいかないのです、ぼうこうえんだと思っていたら 石(とても細かい砂のような)が 見つかる場合もあります

漢方は症状で選ぶのではなく 人、個人、個人その方の症状により違います ここ、大事なところです

菌によるものとされるため 受診すると 尿検査しますが 菌の同定(種類を調べる)には時間が必要なため、抗菌剤が処方されます 抗菌剤の服用で完治されるならよいのですが ある期間たつとまた、繰り返し症状がでる、症状が戻るといっても良いでしょうか 慢性膀胱炎と診断されますが このような場合も漢方薬が得意です 腎を守り補う補腎、補薬、補剤が必要です

外からの 悪い強い菌ではなく 元々身体の中にいる常在菌が悪いほうにいく、悪い方に増えた状態です 免疫力で 悪い方に増えたものを元に戻す必要があります

女性に多いぼうこうえん、何度も繰り返すぼうこうえん、 遠慮なく早めにご相談下さいね

お薬の説明は薬剤師の大切な仕事です 

   さとちゃんのいる三友薬局みどり店 管理薬剤師 ちゃたにさとみ

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